〜miyabi〜 雅
1月21日(木)ツーリング🏍
高校生の時の話です。新聞配達のバイトをしていて、普段は、配達が終わってから
家に帰り、シャワーを浴びて学校に行ってました。
季節は夏

なんか、ツーリング日和だと、心の向きが【学校】よりも【🏍】へと向いてしまいます。
その日は特にそんな日で、バイトが終わって直ぐにツーリングに出発してしまいました。
着のみ着のままで、二股道やT字路に差し掛かると気分で左右を選びます。
峠を流していると、夏の日差しと木陰の温度差を肌で感じられて『きんもちいい~~っ』
正面に海が見えます。長崎というお土地柄、東西南北どちらに行っても海にぶつかります。
山をおりて、バイクが入れる所ギリギリの所まで行きました。
今はもう懐かしくなった”あまちやん”みたいな防波堤の先端です。

海にはよく行ってました。波の音・潮の流れ・水平線・行きかう船を見ているだけで
心が落ち着きます。
寝転がって空と海をみていたら、いつの間にか寝てしまい
「・・・ザッ・・・ザッ・・・ザリッ・・・・」
波音に混ざり・近づいてくる足音で目が覚めました
なんか直ぐに起きるのもばつが悪い気がしたので、目を閉じたまま様子を伺って
時間が経てば帰るだろうと、寝たふり作戦を敢行致しました。
その足音はすぐ近くにきていて、私の頭上で一瞬止まり覗き込んでいる気がしたので、
腕で目を隠しました。
しばらくすると離れて更に先に進んで行きます。
腕の隙間から薄目を開けて見てみると、女性の後ろ姿でした。

まぁ寝たふり作戦続行致します。
晴れ渡った空・青い海・眩しい太陽
この最高の環境の中で一片も悪い方向は想像していませんでした・・・
To be continued